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資生堂は2日までに、2010年5月から10月まで中国・上海で開催される、上海万博の化粧品分野のスポンサーに決まったことを明らかにした。中国子会社 の資生堂中国投資(上海市)を通じ協賛する。日本企業で協賛を名乗り出た企業は資生堂が初めて。金額は明らかにしていない。
同社は、すでに運営を担当する上海万博局とスポンサー契約に調印。同局が指定する化粧品メーカーとして、化粧品や香水、日焼け止めなどの提供や、万博内 の各施設で商品説明や解説を行う女性らにメーク法を指導することが決まった。マーケティング活動が実施できる特典も含まれているという。
資生堂が協賛を決めた背景には、同社が中国事業を成長戦略の柱に位置づけていることが挙げられる。会期中には7000万人が訪れるともいわれ、中国での ブランドの浸透や価値の向上がさらに図れると判断した。同社は、日本政府が進める日本館プロジェクトへの協賛も同時に行う予定。
資生堂の中国進出は1981年。現在は、「オプレ」「ウララ」といった中国生産ブランドを発売するなどして国民的ブランドとなっている。高級化粧品市場 のシェアは首位。海外売上高は、約2600億円(08年3月期)だが、そのうちの約3割が中国で、国別の売上高で最も多いとみられる。
また、08年3月期までは4期連続して3割増の伸びを示している。今年度についても景気低迷の影響などで伸び率は鈍化したものの、深刻な状況にまではい たっておらず、前期比2割増を確保しているもよう。このため営業部隊の増員なども視野に入れるなど、事業基盤の拡充に力を入れている。

