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パリ(ウォール・ストリート・ジャーナル)仏高級ブランドグループのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(12101.FR)が5日発表した2008年決 算は4%増収となり、利益は横ばいだった。個人消費の状況を踏まえると、比較的堅調な内容となった。世界的な景気後退を乗り切る上で規模が重要であること を示した。
売り上げベースで世界最大の高級品小売企業であるLVMHでは、ブランデーの「ヘネシー・コニャック」、ファッションの「ルイ ヴィトン」、化粧品小売りチェーンの「セフォラ」など、多様なブランド構成が景気減速による打撃の食い止めにつながった。だが、同社は景気の先行き不透明 感を理由に、09年の業績予想を示すのを避けた。アナリストらは、今年は昨年より悪化する可能性もある、とみている。
08年の売上高は前年比4%増の172億ユーロ(約221億ドル)。純利益は横ばいの20億ユーロとなった。
10-12月期の売上高は前年同期比4%増の52億ユーロと、年末商戦期に消費者が財布のひもを引き締めたと嘆く競合他社の大半より好調だった。
バーンスティーン・リサーチの高級品アナリスト、ルカ・ソルカ氏は「これは軒並み力強い業績。この業界で、特に景気低迷期には規模が非常に重要であることを表す」とコメントした。
LVMH のベルナール・アルノー会長兼最高経営責任者(CEO)は記者会見で、グループが今年もマーケティングと新製品への投資を続けると述べ、こうした経済情勢 のなかでの経営に引き続き強気の姿勢を示した。同会長は「われわれは市場シェア拡大を目指している」と語った。また、LVMHは人員削減を最小限にとどめ るよう努力するとしたものの、具体的な数字には言及しなかった。
LVMHのグローバルな事業展開も、低迷する市場での不振を相殺するのに貢献した。売上高は米国で2%増加した一方、日本では10%減少した。そのほかのアジアでの売り上げは19%増加した。
た だ、いくつか弱点もみられた。「ワイン&スピリッツ」部門の売り上げは31億ユーロと、前年比3%減少した。米国を中心にシャンパンの需要が減退 したのが響いた。「ウォッチ&ジュエリー」部門は、高価な宝石への需要が徐々に縮小したため、10-12月期に苦戦を強いられた。
「ファッション&レザーグッズ」部門は7%増収と、LVMHの最強部門の座を維持した。「フェンディ」やルイヴィトンが売り上げを押し上げた。「パフューム&コスメティックス」部門も好調だった。
